ボイストレーナーの小川です。
さて今回はトレーニングについて。
ボイストレーニングっていったいなんなのでしょうか?
お腹から声を出すという事
大きい声を出せるという事
太い声を出せる事
この記事をご覧になられた方はこの中のどれを答えるでしょうか?
答えは。
。。。
声を出そうとしない事。
当スクールにて統一されたトレーニング方法は、体に響きをつけるという事なのです。
体に響きと言っても抽象的過ぎますので、もう少し具体的に言うと
『チェストボイス(胸声)』
『ミックスボイス(中声)』
『ヘッドボイス(頭声)』
の3つ。(チェストボイスについては大半のスクールやサイトに掲載しているものはスペースのメソッドとは違います。)
この響きを如何に鳴る様にしていくか。
これがポイントになってきます。
人間の体も、大半の楽器も同じ作りです。
アコースティックギターに例えると
『弦→声帯』
『ピックや指→息』
『ボディー本体→体の頭から胸にかけて』
このシステムでギターや人間の体から音が出ます。
これを頭に入れていないと、声を出そうとしてしまいます。
声を出そうとするという事は、ギターに例えるとFのコードが綺麗に音が出せないから、余分な力を入れて弾いてしまい弦を切ってしまう事と同じ。
まさに、声を張り上げて声を枯らしてしまう(声帯を痛める)事と同じなのです。(声帯は弦と違って切れませんが(笑))
声を出すという概念は少しだけ置いて体に響かせるという感覚で取り組むと、より良く声が出る様になりますよ(^-^)
勘がいい人はヒントになったかも☆
マイペースですが、またトレーニングについて書いていきますね♪
色々と理屈を書きましたが、何よりも、上手く出来ない事も楽しんで取り組む事が、習得への一番の近道ですよ(^ー^)
小川千春でしたm(__)m
Vocal Space Bから投稿